都市部などで浴槽のないシャワーだけの「浴槽レス」の集合住宅が人気を集めているようです。
調べてみたら、現代に合った価値観が若者に広がっていることがわかりました。
▼浴槽がない物件がなぜ人気?その理由
・掃除をしなくて済む
掃除する範囲が減るのでカビに悩まされないですね。使用後はサッと拭くだけで済みます。
・浴槽のスペースを他に使いたい
浴槽がない分クローゼットを広くできたり、スペースの効率性が見込めます。
・水道代がかかる
一人暮らしの一ヶ月の水道代は平均で2000円前後と言われています。シャワーで使う量は浴槽の大きさにもよりますが、浴槽の半分の水を使うと考えるとシャワーのみで過ごすと大きく節約ができます。
▼価値観が現代社会に沿って変わっている
近年では「風呂キャンセル界隈」(入浴やシャワーを面倒と感じ意図的に避ける人々や、その行動を意味する)という言葉が目立ってきたように、風呂は面倒と考えている人が増えている。
ですが、ただ面倒と感じるのではなく、日本社会における「毎日お風呂に入るのが当たり前」という義務のようなものに対しての違和感や抵抗感が生まれてきていると考えられます。
私が小学校の時は、毎日お風呂に入っていないと「臭い」「汚い」と陰口やいじめの発端となったほどでした。そのため、枠にはまらない生き方をしようとライフスタイルが変わっている現代人にとって「毎日お風呂に入るのが当たり前」という考えが負担になってきていると感じます。
特にコロナ禍以降、自宅で過ごす時間が増え、空間を効率的に使って快適に過ごしたいという欲求がも高まり、時間と空間の優先順位が変化してきています。
また、高齢者の溺水事故防止や介助者の負担軽減という視点でも浴槽レスが注目されているようです。
一方で、湯船に浸かるメリットもあります。疲労の解消やリラックス効果、睡眠にも良い効果をもたらしてくれます。
どちらを取るか、人それぞれですね。
実は私も風呂キャンしてた時があった
読者は興味ないと思いますが、かつて私はシャワーでさえ入れない時期がありました。
仕事が忙しく、睡眠>食事>風呂の優先順位で考えておりとにかく時間がない状態で当時は働いていたからです。
そして、結構体力を使う。洗うだけでなく着替えや、髪を乾かすという工程を思うとなかなかお風呂に入る気になれませんでした。。。。
はい、いわゆる鬱状態でした。その時については今後詳細を書いていきたいと思います。
『やりたくない』ではなく、『やりたくてもできない』が理由にありました。その状態を客観視することができず、今思えば異常な状態でした。もし周りにそのような人がいても、風呂キャンは怠けなどとは決めつけず、「寄り添って話を聞く」、「できるようにサポートする」、「見守る」をしてもらいたいと思います。
今でもお風呂はめんどくさいと思いますが、リンスインシャンプーを使う、髪を短くするなどでちょっとでも時短をしていました。
まとめ
話がそれちゃいましたが、時間と空間の優先順位が現代の入浴スタイルにかかわっており、その背景には現代社会に沿った、現代人の価値観からくる選択肢として新しいライフスタイルがあることがわかりました。
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